アルフォンソ・キュアロン監督「ローマ」が最高賞の金獅子賞 ベネチア映画祭

 世界三大映画祭の一つ、第75回ベネチア国際映画祭の授賞式が8日夜(日本時間9日未明)開かれ、最高賞の金獅子賞にアルフォンソ・キュアロン監督のメキシコ映画「ローマ」が選ばれた。塚本晋也監督の「斬、」は受賞を逃した。

 「ローマ」は1970年代のメキシコ市を舞台に、中流家庭の母子と住み込みで働く女性との関わりを通し、人のつながりや家族の在り方を見つめ直す白黒映像の作品。

 コンペ部門の、その他の主な受賞は次の通り(敬称略)。

 銀獅子賞(審査員大賞)=「フェイバリット」(ヨルゴス・ランティモス監督)▽銀獅子賞(監督賞)=ジャック・オディアール監督(「シスターズ兄弟」)▽女優賞=オリビア・コールマン(「フェイバリット」)▽男優賞=ウィレム・デフォー(「永遠の門にて」)▽脚本賞=「バスター・スクラッグスのバラード」(ジョエルとイーサンのコーエン兄弟)▽審査員特別賞=「ナイチンゲール」(ジェニファー・ケント監督)

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