吉澤ひとみ容疑者 送検 基準値の4倍アルコール検出「お酒が体に入っていた」

 送検のため警視庁原宿署を出る吉沢ひとみ容疑者(奥)
 警察車両で移送される吉澤ひとみ容疑者=6日
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 6日午前7時ごろ、東京都中野区の交差点で、酒気帯びでひき逃げして2人にけがを負わせたとして、警視庁に道交法違反容疑などで逮捕された「モーニング娘。」の元メンバーでタレントの吉澤ひとみ容疑者(33)から、呼気1リットル当たりの基準値0・15ミリグラムの約4倍に当たる0・58ミリグラムのアルコールが検出されていたことが7日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は同日、吉澤容疑者を送検した。

 衝撃の逮捕から一夜。よっすぃ~の体内からは多量のアルコールが検出されていたことが、明らかになった。

 吉澤容疑者は、この日午前8時43分頃、留置されている都内の警察署から東京地検に送致された。後部座席中央で下をうつむいたままで、表情までは伺うことができなかった。逮捕された当時とは、異なるグレーの服を着ていた。

 捜査関係者によると吉澤容疑者は「お酒が体に入っていた。ぶつかって、立ち去ったことは間違いない」と供述し、容疑を認めている。また「被害者の2名は命に別条はなく、擦り傷、打撲の軽傷である」という。

 吉澤容疑者は事件前夜に、相当多量なアルコールを摂取したとみられる。捜査関係者によれば、呼気検査では呼気1リットル当たりの基準値0・15ミリグラムの約4倍に当たる0・58ミリグラムのアルコールが検出されていたという。

 科学警察研究所の実験の際には、呼気1リットルあたり0・25ミリグラムのアルコール濃度の飲酒量目安は、ワイン500ミリリットルとしており、吉澤容疑者は倍以上の数値が出た。一部情報では事件前夜午前1~2時ごろまで飲酒していたとされ、事件を起こすまで5~6時間経過しているとみられている。

 一般的に、体内のアルコール濃度が高ければ、視覚刺激に対する反応時間は長くなり、無反応や誤反応も増える傾向がある。道交法などは、0・15ミリグラムが検出された場合を「酒気帯び」と規定している。行政罰としては、0・25ミリグラム以上のアルコールが検出されると25点の違反点数が科され、それだけで免許取り消しとなる。

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