女優の浅野ゆう子（５８）が４日、大阪市内で舞台「魔界転生」（１２月９日～１４日、梅田芸術劇場）の取材会を行った。

　１９６７年に「おぼろ忍法帖」として単行本化された山田風太郎氏の伝奇小説の舞台化。淀殿を演じる浅野は、自身の役が脚本家の当て書きであると明かし、「１番、幸せな役をいただいているかもしれません。役者冥利に尽きる形で書いてくださっている」と語った。

　現在、取材会を行った大阪を含む近畿地方には台風２１号が接近中。浅野は大阪にある淀殿の墓を訪れたかを問われると「台風なんでね」と苦笑い。今回の舞台ではデフォルメしたおどろおどろしい妖怪の淀殿を演じるだけに「私が書いたわけではないので、お許しくださいと伝えたいですね」と話し、「できる限り素敵な淀殿を演じさせていただきます」と熱演を誓った。