キムタク「ギットギトに」悪役やる…ニノと夢の再共演実現なら正義のイメージ覆す?

 俳優の木村拓哉(45)と嵐の二宮和也(35)が24日、都内で行われた初共演映画「検察側の罪人」公開初日舞台あいさつに出席した。今作を手がけた原田眞人監督(69)から今度は悪党役を期待された木村は、「ギットギトにいきたい」と悪役挑戦に意欲を見せた。

 今作で検事役として対峙した木村と二宮は並んで登壇すると、初日の喜びを伝えた。トークでは、2人の再共演構想を問われた監督が「『KAMIKAZE TAXI』をリメークしてもいいかな」と思案を語り始めた。

 「KAMIKAZE-」は、原田監督が95年に公開した映画で、組に歯向かった若いチンピラと逃亡を共にするペルー育ちの日系人との交流を描いたロードムービー。主役ではない悪役の組長「亜仁丸」が登場する作品を思いついた監督は「亜仁丸を木村さんにやってもらって、ニノを追い回す。ギトギトの悪党の木村さんをみてみたい」と主役を替えたリメークを希望した。

 木村は「HERO」シリーズなど正義の味方が多く、暴力を振るうような卑劣な悪党は演じていない。印象を覆す役の打診ながら、木村は「ギットギト」と、エネルギッシュよりもこってりと“脂ギッシュ”に演じる意気込みを見せた。二宮も「一緒に出来ることは、なかなかない。(今作も)最後のつもりでやっていたので感謝ですよね」と笑顔。悪役・木村がニノを追う-。夢の再共演に期待していた。

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