津川さん追悼の声続々 木村佳乃「伸び悩んでいる時…」 黒柳徹子、宮本信子も

 俳優の津川雅彦さん(享年78)が4日に心不全のため亡くなったことを受け、黒柳徹子、宮本信子、木村佳乃ら芸能界からは哀悼の声が次々と寄せられている。

 黒柳は「私は、徹子の部屋が始まる前、ずっとテレビドラマに出ていました。その中で、一番共演が多かったのが、津川雅彦さんでした。恋人もやった、秘書もやった、あらゆる役を雅彦ちゃんと共演しました」とつづった。

 津川の叔母が女優の沢村貞子さんだったことから「沢村貞子さんの甥の雅彦ちゃんとは、昔から、兄妹の様な感じでした」と述懐。「雅彦ちゃんほど、面倒見のいい人はいません。たくさんの若手俳優さんに、惜しみなくご飯をご馳走して、また、皆に仕事のチャンスが来るように考え、いろいろと教えてあげてました」と、人柄も紹介。「雅彦ちゃんが人の悪口を言ったことを聞いたことは、一度もありません」とし、「私の最も尊敬し、大好きだった俳優さんでした」とその死を悼んだ。

 亡くなった夫、伊丹十三監督作品「マルサの女」「スーパーの女」「ミンボーの女」などで何度も共演した宮本は「ショックです。体調が良くなったら二人でご飯でも食べて、沢山思い出話をしましょうとメールをしておりました」と切り出し「マサヒコちゃん、ノブちゃんと呼び合っていて、一番多く共演しているかと思います」と振り返った。

 伊丹監督作品の「スーパーの女」では、売れないスーパーの店長役の津川さんと、そのスーパーを立て直す女性役として共演。「『スーパーの女』あたりから息もピッタリ合っていて芝居をするのが本当に楽しかった。名コンビだったと思います」とコメント。「伊丹監督の厳しい注文をクリアすると、二人で手を取り合い『やったぁ~』とハグして喜びました」と、撮影中の思い出も披露した。

 木村はドラマをはじめ、津川さんが「マキノ雅彦」名で監督デビューを飾った「寝ずの番」、同2作目の「次郎長三国志」にも出演。「寝ずの番」では、主役の落語家(中井貴一)の妻を演じ、瀕死の師匠(長門裕之)の願いをかなえるため、スカートの中を見せたり、放送禁止用語や春歌の連発という過激な内容にも挑み、女優として新境地を開拓した。

 木村は「津川さん、女優としても、女性としても伸び悩んでいる時、手を差し伸べてくださったのが津川さんでした。未熟なのに向こう気だけは強い私を優しく受け入れ沢山の事を教えて下さりました」と振り返り、「『寝ずの番』、『次郎長三国志』、『相棒』などでご一緒させていただき、本当に本当に楽しかったです。教えて頂いた沢山の事、宝物です。津川さんの事ずっとずっと想っております」と悼んだ。

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