加藤剛さん死去 80歳 「大岡越前」で30年大岡忠相演じる
俳優の加藤剛さんが6月18日に胆のうがんのため、都内で亡くなっていたことが9日、分かった。80歳だった。加藤さんはTBS系時代劇「大岡越前」で、1970年から99年まで約30年に渡って大岡忠相を演じ、広くお茶の間に愛された。関係者によれば、葬儀は6月28日に本人の希望により家族葬ですでに執り行われたという。お別れの会が9月22日に、俳優座劇場で執り行う予定。
加藤さんは静岡県出身。1962年に「人間の条件」の主人公でデビューすると64年に俳優座養成所13期生として入団し、70年に自身の代表作となるTBS系「大岡越前」に出演。99年まで大岡忠相を演じ続けた。
映画でも「沈まぬ太陽」「砂の器」などにも出演。最近では、今年上映された綾瀬はるか主演の「今夜、ロマンス劇場で」にも出演していた。
最後のテレビ出演は、昨年12月19日に放送されたテレビ朝日系「徹子の部屋」。次男で俳優の加藤頼と一緒に出演していた。