異例!宝塚で17年ぶりの娘役主演舞台 月組トップ娘役・愛希れいか熱演

 11月に退団する宝塚歌劇団・月組トップ娘役の愛希(まなき)れいか主演のキューティーステージ「愛聖女(サントダムール)」(~7日)が1日、兵庫・宝塚バウホールで開幕した。男役中心のタカラヅカで、娘役が主演するのは極めて異例。17年ぶりの娘役主演公演となった。

 前回の娘役主演は、2002年に退団した月影瞳の「Over The Moon」(01年)。それだけに愛希も「驚きましたが、うれしい。挑戦したい」と興奮気味で、体当たりのステージを繰り広げた。

 「愛聖女」は現代に迷い込んだ中世フランスの英雄ジャンヌ・ダルクを描いた、新感覚のミュージカルショー。ダンスが得意な愛希にふさわしく、さまざまなタイプのダンスシーンがふんだんにちりばめられ、笑いあり涙ありのパワフルな舞台となった。さらに中世の騎士や修道士姿、現代のポップな色柄の街着やカフェの店員ユニホーム、上下ジャージの体操服姿など七変化を見せた。

 愛希は2009年初舞台。当初は男役だったが、11年5月に娘役に転向。12年に龍真咲(りゅう・まさき)の相手役として、トップ娘役に就任した。16年、龍の退団後は珠城(たまき)りょうと組み、スケールの大きな娘役として活躍。代表作となる「グランドホテル」(17年)を担当した世界的な演出家のトミー・チューン氏からも高く評価され、言葉の壁がなければブロードウエーにも立てると太鼓判を押されたほど。6年7カ月の就任は、平成に入ってから2番目の長さとなる。 愛希は「エリザベート-愛と死の輪舞-」(宝塚大劇場8月24日~10月1日、東京宝塚劇場10月19日~11月18日)で退団する。

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