サザン40周年コンサート、35年ぶりNHKホールで 桑田の思いつきで会場押さえた

40周年キックオフコンサートを行ったサザンオールスターズ=東京・NHKホール
40周年キックオフコンサートを行ったサザンオールスターズ=東京・NHKホール 
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 25日にデビュー40周年を迎えたサザンオールスターズが26日、東京・NHKホールでコンサート「ちょっとエッチなラララのおじさん キックオフライブ2018」を行い、1978年のデビュー曲「勝手にシンドバッド」、「いとしのエリー」、「みんなのうた」など、全25曲を約2時間半にわたって披露した。サザンの都内のライブ会場としては、83年の東京厚生年金会館(当時、約2000人収容)以来となるコンパクトサイズの会場には「おめでとう!」の言葉が飛び交い、祝福ムードに包まれた。

 “超プラチナチケット”を手にした25&26日の3600人、全国131館のライブビューイング会場のファンと合わせ、計約8万人が40周年を祝福した。

 紅白歌合戦で使用されるNHKホールだが、来春にドーム&アリーナツアーも行うサザンにとっては異例のコンパクトサイズだった。桑田佳祐(62)が5月5日にラジオでデビュー日(6月25日)のライブに言及。急きょ調整し、たまたま空きが出たため押さえられたという。83年に「東京シャッフル」で出場した紅白以来となる会場での、ヒット曲の数々に興奮は続いた。

 桑田は「NHKホールは昔、公開番組『レッツゴーヤング』をやってまして」などと回想。そして「何やかんやいろんなことがありましたけど、きょうまで来れました」と40年のあいさつをした。

 随所に『NHKらしさ』を盛り込んだ。桑田は赤いTシャツに白いズボンの“紅白仕様”で登場。開演前は同局を退局した有働由美子アナウンサー(49)が“影アナ”を務めた。「いとしのエリー」では「祝デビュー40周年 まだまだ半分、青い サザンオールスターズ」と連続テレビ小説を意識した文言が映し出され、フィナーレも“紅白風”に「蛍の光」だった。

 ラストの楽曲は、すべての歴史が始まった「勝手にシンドバッド」。客席との大合唱で、メンバーは最高の熱量ではじけた。スクリーンにはデビュー当時の映像とともに「40年間ありがとう これからもよろしく」。桑田は「ボーカルは本田じゃなくて、桑田佳祐です」と“W杯ネタ”でおどけながらライブを締めた。

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