グイグイ大脇逮捕「うんち体操」計画が宙に…サポート会社困惑 賛同者の2百万円は
お笑い芸人・グイグイ大脇こと大脇拓平容疑者(38)が大阪府警に強制わいせつ容疑で逮捕された事件に関連し、同容疑者が子供たちのためのプロジェクトを提案し、資金211万円を集めていたクラウドファンディングのサポート会社が5日、取材対応。出資した支援者のためにもプロジェクトの今後について大脇容疑者と協議する必要があるが、現状は連絡を取ることが困難な状況であることを説明した。
目標を設定してのプロジェクトには予想外の事態が発生することはつきものだが、同社がサポートする計画の提案・実行者が逮捕されるケースは初めてだという。大脇容疑者の逮捕を受け、プロジェクトの今後がどうなるのかとの問い合わせも入っているという。
同社は「まずは実行者にプロジェクト継続の意思を確認する必要があります」としたが、連絡をとるメドはついていないと説明。これまでも大脇容疑者本人と直接やりとりを行っていたという。
同容疑者は、今春に自身の家族の言葉をヒントに、「学校でうんちに行けなくて苦しんでいる子どもたちのため、親としてまた芸人として何かできることはないか?」として「うんち体操」を作り、皆でプロモーションビデオなどを出すプロジェクトを提起。クラウドファンディングで資金調達を行ったところ、盛り上がりをみせ、目標の100万円を大きく上回る211万円の支援を集めていた。
4月27日にプロジェクトが成立。時期的には大脇容疑者が計画をスタートさせていたとみられる。一般的には、仮にプロジェクトが中止となった場合は、実行者が出資者に返金するシステムだという。
プロジェクトが前例のない事態に巻き込まれた格好だが、同社は「プロジェクトに賛同して出資された方々のご意志も大切ですので、時間がかかるかもしれませんが、皆さんのご意見をお伺いしながら、協議を続けていきます」とした。