尾木ママ、体育会部活動の行きすぎに警鐘「体育推薦の学生も学業優先が正しい」

 教育評論家の尾木直樹氏が31日、公式ブログを更新し、悪質タックルをきっかけに露呈した日大アメフット部の問題について「体育推薦の学生も本来は学業優先にするのが正しい」などと、行きすぎた体育会の部活動に警鐘を鳴らしている。

 尾木氏は「大学の部活は大学の教育活動の一環であるべきなのですーー学生としての学修こそ前提になるべきだと思います。体育推薦の学生も本来は学業優先にするのが正しいのです。知性と教養を身につけ成長するのが学生の本分ではないでしょうか?」と指摘。

 「理不尽な要求にしたがう体育会的人材の育成はこれからの時代にあっては早晩邪道になるおそれがありますよ」と警告している。

 また、日大アメフット部選手一同が29日に声明文を発表したことには「コーチに依存せずに自分たちの主体性発揮しようと決意しているのは素晴らしい」と高く評価。

 続く投稿では、日大教職員組合がこの日、田中英寿理事長の辞任や、内田正人前監督ら常務理事5人全員の解任など上層部の一新を求める要求書を日大本部に提出した動きを「ピラミッド体制や学生を守らないという【負の烙印】を世間から押されてしまったことへの責任を追及する視点も含めているようです!(中略)大学の良心的な声が小さくても存在することは小さな希望ですね 安堵させられましたーー」と評価している。

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