籠池夫妻が保釈、拘置所の門の前で夫婦再会 森友学園問題、約10カ月の勾留から

保釈された籠池泰典被告(左)と諄子被告(右)
保釈された、車の前で寄り添う籠池泰典被告(左)と諄子被告(右)
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 学校法人・森友学園を巡る補助金詐取事件で、詐欺罪などに問われている前理事長籠池泰典被告(65)と妻諄子被告(61)が25日、昨年7月に大阪地検特捜部に逮捕されて以降、約10カ月勾留されていた大阪拘置所から保釈された。

 午後5時20分頃、拘置所の門から先にスーツ姿の泰典被告が出てきた。手には書類のようなものを持っており、大股で迎えの弁護士に近づくと一礼した。厳しい表情で報道陣の呼びかけには応じなかった。

 3分後に続いて諄子被告が門を出て、うつむきがちに車へと歩き、車の前で待っていた泰典被告に一礼するように頭をさげ、泰典被告が妻の腕にそっと触れるしぐさをみせた。

 2人とも無言で拘置所を後にした。午後8時から会見する予定。

 大阪拘置所前には約200人の報道陣が集まり、それを見守る市民や、ネットで中継しているとみられる人もいた。

 一連の森友学園問題は、森友学園が2016年3月、大阪府豊中市の国有地に小学校を建設するにあたり、地中からごみが出たと申告。国有地が、地中のごみ撤去費として約8億円値引きされ、売却されたことが昨年に明らかとなった。

 安倍昭恵首相夫人が小学校の名誉校長に名を連ねていたこともあり、大騒動に発展した。

 止まらない騒動は、昨年7月31日に大阪地検特捜部が夫妻を逮捕。その後、特捜部は小学校建設を巡り、国の補助金約5600万円を詐取したとして両被告を起訴。さらに、学園運営の幼稚園などへの大阪府と市の補助金計約1億2000万円をだまし取ったなどとして、詐欺と詐欺未遂の罪で追起訴した。

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