西城秀樹さん「ありのままを見せる」麻痺残る体で歌う…共演者は口々勇気称える

西城秀樹さん
花束を手に笑顔でガッツポーズの西城秀樹
1984年3月9日、退院会見で花束を手に笑顔を見せる西城秀樹さん(左))
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 歌手の西城秀樹さんが16日に急性心不全のため亡くなっていたことが17日、分かった。63歳。広島県出身。関係者によると、4月25日に家族と一緒にいた時に意識を失い倒れて、横浜市内の病院に搬送。そのまま意識が戻ることなく、力尽きたという。2度の脳梗塞に見舞われたが、「ありのままを見せたい」と麻痺が残る体でステージに立ち続けた。最後のステージとなった4月14日のコンサートで共演した歌手たちは、口々に西城さんの勇気を称えた。

 西城さんは2003年に脳梗塞を発症。11年12月に再発し、患部が運動神経に近かったため、右半身のまひと歩行時にバランスを失うなどの機能障害が残った。退院後は、過酷なリハビリを続けた。1日2~3時間の筋トレ、リハビリ、鍼治療、神経再生トレーニングまで、激痛に顔をゆがめ、悲鳴をあげ、時に涙を流しながらも、ありとあらゆるリハビリに挑んだ。

 プライベートで家族ぐるみで親交があり、最後のステージとなった14日の「同窓会コンサート」で共演した女優・小川知子は17日、読売テレビ・日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」に電話で生出演。西城さんが「ありのままを見せるんだ、ありのままの自分を見せたい」と常々口にしていたことを明かし、「子供たち(1女2男)に元気な姿を見せたいというのもあったと思う」と涙した。

 小川と同じく先月のコンサートで共演した伊藤咲子も「ライブ直前までリハビリをしていた。天候によって…曇の日とかは(痛みで)おつらそうだった」と明かした。

 小川、伊藤とともに先月のコンサートで共演したあべ静江は「あれだけのスターの方がね、スタスタッと歩いていけない姿を見せるということは、並大抵の勇気じゃない」と最後まで闘う姿を見せ続けた西城さんへの尊敬とともに勇気を称えた。

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