パックン、絵画廃棄の東大生協に苦言「東京大学は知識を得に行く所」

 お笑いコンビ・パックンマックンのパックンことパトリック・ハーラン(47)が8日、日本テレビ系の生番組「情報ライブ ミヤネ屋」に出演し、東京大学の生協が著名画家の大作を廃棄した問題について「東京大学は知識を得に行く所」と、苦言を呈した。

 東大生協は、同大学の中央食堂壁面に展示されていた画家の故宇佐美圭司氏の絵画「きずな」を、食堂の全面改修工事に伴い廃棄。この日、公式サイトで廃棄に至った経過を報告し、「ひとえに知識がないための軽率な判断」と謝罪した。

 司会の宮根誠司キャスターは「悪気があって廃棄したわけじゃないでしょうけどね。素人は絵がどんな価値があるとか、どれぐらいのものなのかとか分からないからね」と、生協側に同情。

 これに対してパックンは「でも、知識がないとおっしゃってるんですけど、東京大学は知識を得に行く所でしょう?知識、山ほどあるはずなんですけどねえ」と、生協に苦言を呈した。パックンは米国の名門ハーバード大学比較宗教学部卒。

 生協は経過報告で「工事を監修していただいた先生の『作品を残す方向で検討し、意匠上・機能上も問題のない新たな設置場所を確認した』というご意向が、検討の過程で情報として共有されなかった」「東京大学内に、本件の取り扱いについて作品保護を前提とした有効な助言を得られる多くの専門家や有識者がいるにもかかわらず、いっさい相談しなかった」と、最高学府に集積された知識を活用しなかったことを明かしている。

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