尾木ママが警鐘、山口氏事件の被害者叩く正義感に「間違っている」

 教育評論家の“尾木ママ”こと尾木直樹氏が8日、AMラジオ文化放送の「くにまるジャパン極」(月~金曜、前9時)に出演し、元TOKIOの山口達也氏が起こした事件について、被害女性について「一言でも触れるべきでない」と、最大限の配慮をすべきであると呼びかけた。

 自身も出演経験のあるNHK・Eテレ「Rの法則」の司会をしていた山口氏が、女子高生を相手に引き起こした事件ということもあり、自身のブログでも被害者への配慮をするようつづっていた。「ついてく方も問題だと、男の人から電話かかってきて、夜の8時に。もし親が知ってたとしてたら、出す方の親も親だと。こういう意見がものすごい多くて」と、ブログに寄せられる意見を紹介し、その上で、山口氏と共演している若者たちとの空気感を明かした。

 「山口さんから電話がかかってきたら、親だと普通芸能界でデビューしようとしている女子高生ですから、そりゃもう神様みたいな存在だし、断れる理由もないんですよ。ある意味でパワハラ的な要素も含んでいる、その状況で行く方もっていう非難がどんなに間違っているかっていうのは声を大にして言いたかった」

 被害者へのバッシングは正義感からくるものだろうと推測した尾木氏は、「それだけに怖いんですね」と警鐘を鳴らした。加害者叩きはともかく「被害者については触れたらダメです、一言でも触れるべきでないっていうのが僕の考えで。でも皆さん善意というか、正義感でわーって仰るでしょう。それがとってもよくないなと」と呼びかけた。

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