早見あかり、殺陣に初挑戦!元ももクロ脱アイドルから7年最初は刀も抜けず…

武家のお嬢様、千絵を演じる早見あかり
 鏡の前で笑顔を見せる早見あかり=東京・渋谷のNHK
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 女優の早見あかり(23)が、NHK BSプレミアムの連続ドラマ「鳴門秘帖」(金曜、後8・00)で初の殺陣に挑戦している。

 作家・吉川英治氏の時代小説を約40年ぶりにドラマ化。江戸時代を舞台に血判状を巡る抗争が描かれ、早見は甲賀忍者の頭領の娘、千絵を演じている。劇中で思いを寄せる主人公役の山本耕史(41)は、現場では殺陣の師匠。“山本流”の一番弟子を直撃した。

 演じるは甲賀忍者の娘。台本を読んだ段階で早見は「きっと殺陣をやるな」と直感したが、特に役作りのための特訓期間は設けられていなかった。不安に思っているとスタッフに「明日、この刀で戦いま~す」と渡され、殺陣の先生から「とりあえず、刀を抜いてみましょう」と促された…のだが、まったく抜けなかった。

 「刀は簡単に抜け、簡単にしまえると思っていたんですけど、それは技術のある方だから、という衝撃の事実が分かって」と苦笑い。1人で練習していると、敵役の忍者が教えてくれるほほ笑ましい光景も発生した。

 救世主となったのは、大河ドラマへの出演経験もある主演の山本。二人三脚の指導を受けた翌日が、殺陣の最初の撮影日だった。

 「山本さんは手になじませるために、休憩中も、ずっと刀を触ってるんです。殺陣も舞いのよう。お稽古とドラマで必要な殺陣は違うんじゃないかと、山本さんはおっしゃっていて。まだまだ山本流みたいなのは自分ではできないですが『特技・殺陣です』と言える、早見あかりになったらかっこいいなと思いますね」

 “山本師範”からは「すごいスジがいい」とお褒めの言葉をもらっており、ダンス仕込みの運動神経が開花中だ。

 2011年に脱退したももいろクローバーZが結成10周年を迎える今年、自身はデビュー12年目を迎えた。将来展望を聞くと「ずっと『楽しくなくなったら辞める』って言ってるんです」と、真っすぐ記者の目を見た。

 「楽しいっていう原動力があるから12年目。『なんで人の人生を演じなきゃいけないんだ』とか思うようになったら、そのまんまやりたくない。苦痛だと思うんです」

 覚悟を決め、本能に従ってきた。「それは、ももクロを辞めたときと一緒ですね。年をとればとるほど、役が増えていく不思議な世界。やっていけたらベストだな、とは思ってます」。確固たる信念を持って、女優道を楽しんでいる。

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