上方落語協会 会長候補に笑福亭仁智 前任・文枝路線を継承する方針示す

臨時総会を終えて、取材に応じる笑福亭仁智=大阪市内
上方落語協会の桂文枝会長(左)と、後任会長候補に選ばれた笑福亭仁智(2017年10月撮影)
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 上方落語協会は26日、大阪市内で臨時総会を行い、同協会の次期会長選挙を行い、会長候補に落語家の笑福亭仁智(65)を選出した。仁智は5月末に行われる理事会・総会を経て、正式に会長に就任する見通し。

 この日の会長候補選挙は、260人の協会員の互選により行われた。総会後、取材に応じた仁智は「びっくり。(これから)大変だと思います」と会長職の重みを説明。その上で「(文枝体制で)長いことやってきて、盤石になっていると思うので大きく方向性が変わることはないと思います」と文枝路線を継承する考えを示した。

 仁智は落語家・笑福亭仁鶴(81)の筆頭弟子。同日中に仁鶴に会長候補に選出されたことを報告する予定といい、「(同協会の会長職は)松鶴師匠以来の笑福亭ですからね。そういうことも(仁鶴の)頭にあるかもしれませんね」と話した。

 現会長の桂文枝(74)は3月末に、高齢であることなどを理由に今期限りで会長職を退任する意向を表明。文枝は2003年に会長に選出されてから、歴代会長で最長の8期務めていた。文枝はこの日、仕事のため臨時総会を欠席した。

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