羽生パレード 仙台視聴率合計48・9% お茶の間もフィーバー

 平昌五輪フィギュアスケート男子で66年ぶりの連覇を達成した羽生結弦(23)=ANA=の祝賀パレードを生中継した地元・仙台のテレビ各局の視聴率が高数字をたたき出したことが23日、分かった。民放4局とNHK総合を合わせて48・9%を記録。沿道に集まった10万8000人のファンに負けず劣らず、お茶の間でも羽生フィーバーが熱かったことを数字で証明した。

 パレードを生中継した各局の視聴率はTBC(TBS系)が8・9%、ミヤギテレビ(日本テレビ系)が14・6%、東日本放送(テレビ朝日系)が3・0%、仙台放送(フジテレビ系)が8・3%、NHK総合が14・1%だった。沿道は仙台中の羽生ファンが集まったのではと思えるほど多くの観衆でごった返した。加えて、パレードが行われたのが晴天の休日午後。在宅率が低くなる条件が重なっていたにもかかわらず、しっかりと視聴率を稼いだ形。この日、仙台では家の外でも中でも羽生フィーバーだったことを示した。

 NHKをわずかに上回り、最高視聴率を獲得したミヤギテレビの昆野俊行編成部長は「県民の皆さまと一緒に、五輪連覇という偉業に対して『ありがとう』を伝えようと、会社を挙げて取り組んだ結果だと思います」と喜んだ。中継が始まる前に羽生のドキュメンタリーを放送、中継中も極力スタジオのコメントを挟まないようにするなど、見せる工夫が奏功したと分析。「(4年後に)もう1回パレードが見たいですよね」と局、県民、そして羽生ファンの気持ちを熱く代弁した。

 パレードで羽生は「金メダルを持ってこの仙台に『ただいま』と言えて本当にうれしい。いま見える風景、応援してくださる気持ちや声を胸に刻んで、これからも生きていきたい」と感謝の気持ちを語った。笑顔で歓声に応え、「SEIMEI」ポーズを披露するなどして集まったファンを喜ばせた。(視聴率はビデオリサーチ日報調べ)

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