スピルバーグ監督 宮崎駿監督との対談明かす「キャラが先か、物語が先か」

学生たちとトークするスティーブン・スピルバーグ監督(左)と森崎ウィン=東京・六本木
学生たちに囲まれる(左から)タイ・シェリダン、オリビア・クック、スティーブン・スピルバーグ監督、森崎ウィン=東京・六本木
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 13年ぶりに来日中の巨匠スティーブン・スピルバーグ監督(71)が19日、都内で行われた映像業界を目指す学生たちとのトークショーに登場し、約1年前にスタジオジブリの宮崎駿監督(77)と対面したことを明かした。

 新作「レディ・プレイヤー1」(20日公開)のキャンペーンとして、自身が抜てきした俳優の森崎ウィン(27)らと登壇。日本人のクリエイティビティについて聞かれたスピルバーグ監督は「宮崎駿の世界は素晴らしい。『千と千尋の神隠し』は、ディズニーのどの作品よりも素晴らしいと思っている」と絶賛し、11~12カ月前に宮崎監督と会ったことを告白した。

 スピルバーグ監督によると「話したのはプロセスについて。キャラが先か、物語が先か。宮崎監督は『ストーリーそのものがキャラクターになる。だから、キャラクターが大切で、ストーリーを作る礎となる』と話していた」という。対面の場には娘も同席していたといい「アニメーションをやっている娘は彼に会い『天国だ!』と言ってました」と笑みがこぼれた。

 映画は仮想現実での戦いを描き、全世界で大ヒット中。仮想現実に行くことができたら何をしたいか聞かれた森崎は「マイケル・ジャクソンと一緒に『ビリージーン』を踊りたい」と答え、スピルバーグ監督は「今回は彼の踊りの才能を使うシーンが見つからなかった。『2』(続編)で!!」と期待させた。

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