たけし 大杉漣さんに別れの言葉「一番いいときに死んだ」

 急性心不全のため、2月21日に死去した俳優・大杉漣(おおすぎ・れん、本名・大杉孝=おおすぎ・たかし)さん(享年66)のお別れの会「さらば!ゴンタクレ」が14日、東京・青山葬儀所で営まれ、ビートたけし(71)、笑福亭鶴瓶(66)、遠藤憲一(56)、草なぎ剛(43)、木村佳乃(42)ら関係者700人が参列した。羽鳥慎一アナウンサー(47)が進行を務め、故人と親交が深かった草なぎ、木村らが涙ながらに弔辞を読み上げた。

 映画監督として大杉さんを世に送り出したけしは、報道陣に対応することなく会場を後にしたが、TBS系「新・情報7days ニュースキャスター」(土曜、後10・00)に生出演し、故人をしのんだ。

 「失礼かもしれないけど…」と前置きし「俺は一番いいときに死んだと思ってる。芸人とか役者が死ぬのは、一番輝いて、忙しくしているときがいい。うらやましいと言ったら失礼だけど、言っちゃうね」とたけし流の言葉で思いをはせた。

 自身が監督した映画「ソナチネ」で大杉さんを見い出し、昨年の「アウトレイジ 最終章」が生前に公開された最後の映画となった。不思議な縁にたけしは「悲しいというよりでかした。不謹慎だね」と寂しげだった。

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