２０１８年のプロ野球が３０日、各地で開幕戦を迎えた。１３年ぶりのセ・リーグ制覇を狙う阪神は、東京ドームで宿敵・巨人と対戦。球団の公式女性ファンクラブ「ＴＯＲＡＣＯ」の応援隊長も務めるＮＭＢ４８・山本彩（２４）の熱い声援に応え、猛虎が勝利を収めた。

　勝利の女神・さや姉の激励を受け、猛虎が４年ぶりとなる“伝統の一戦”の開幕戦を、鮮やかに勝利した。

　さや姉は試合前「攻略の難しい菅野投手という緊張はありますが、だからこそ燃えるし、大事な１戦目なので強い気持ちで打ち勝ってほしいです！」と熱いエールを送っていた。願いは通じ、阪神は二、三回に連打で菅野を攻略。期待通りの内容に「うれしいですね。先発野手の全員安打もすごい！」と喜びをあらわにした。

　オープン戦では２勝１２敗２分けとよもやの最下位だったが、「開幕前から調子が良すぎても怖いので、ペナントは切り替えて期待しています！」。その思いに、虎ナインが結果で応えた。「さぁ！連勝だ」とさや姉の期待も膨らんでいる。

　春季キャンプも訪れ、隅々までチームを分析したさや姉が、赤丸急上昇として挙げた注目の若手は、糸原健斗内野手（２５）と小野泰己投手（２３）。糸原は「チャンスに強いので、試合の流れを作れる選手」というさや姉の言葉通り、この日２安打の活躍を見せた。

　今年の元日付本紙では、開幕の「夢スタメン」を予想し、９人中７人を的中。投手も藤浪を挙げつつ、「実際はメッセンジャー投手でしょう」と話しており、ほぼ“準パーフェクト”だった。

　的確に戦力を分析するさや姉が、虎に期待するのは、言うまでもなく「優勝」の２文字だ。「打線の軸には４番のロサリオ選手」と、適時打を放った頼れる主砲を指名。「投手はやはり、藤浪選手の復活を願っています！」と、若きエースの再起を願った。