NHK デーモン閣下に謝罪 Eテレアニメ“激似キャラ”への抗議受け

 アーティストのデーモン閣下(10万55)が、NHK Eテレのアニメ「ねこねこ日本史」(水曜、後6・45)に自身をほうふつさせるキャラクター「デーモン風高杉」が許可なく登場したことに抗議したことを受けて、NHKが27日、公式ホームページで謝罪した。「丁寧に相談等しながらすすめるべきところ、これを欠いた」と“激似”を全面的に認めて陳謝。肖像の無断使用として話題になっていたが、一連の騒動にピリオドが打たれた。

 悪魔の逆鱗に触れたNHKが平謝りした。騒動の発端は、2月28日放送の第64話「破天荒シンガー、高杉晋作!」で、白塗りで髪を逆立てた「デーモン風高杉」がロックを奏でるシーン。閣下は自身の特徴と酷似し連想させることから、今月15日にブログで「デザイン上『偶然』とか『たまたま』似てしまった、ではなく、名前も含めて明らかに【吾輩の姿の無断使用】である。言い逃れ不可能!」と怒りをあらわにしていた。

 閣下からの抗議にNHKは「事実を確認中」としていたが、この日になって番組ホームページなどでコメントを発表。問題の場面を「高杉晋作のキャラクターが、デーモン閣下を直接的に意識させる顔の模様及び扮装をして西洋諸国との条約締結交渉に臨み、大音量でロックを奏でて交渉をまとめるという表現がとられていました」と説明した。

 「顔の模様及び扮装を施した上で登場させること及び演出方法について丁寧に相談等しながら進めるべきところ、これを欠いたことにより、デーモン閣下、関係者の皆様に大変ご迷惑をおかけしました」と“そっくりキャラ”を許可なく使用したとして謝罪。再発防止も誓った。

 閣下の告発により、ネットや情報番組では、写真ではない肖像を巡る論争が巻き起こっていた。関係者によると、閣下はNHKの謝罪文を読んで、これ以上、騒動を長引かせたくはない思いになっているという。

 なお、番組公式サイトに掲載されていた「-高杉」のキャラクターは19日までに削除されている。

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