松坂桃李 R18+指定映画にバズお願い 観客に「皆さんの力を借りたい」

舞台あいさつで笑顔を見せる松坂桃李=都内
舞台あいさつを行う松坂桃李(中央)。左は冨手麻妙、右は真飛聖=東京・TOHOシネマズ新宿(撮影・開出牧)
舞台あいさつを行った(左から)三浦大輔監督、西岡德馬、佐々木心音、馬渕英里何、江波杏子、冨手麻妙、松坂桃李、真飛聖、桜井ユキ、荻野友里、大谷麻衣、猪塚健太、小柳友=東京・TOHOシネマズ新宿(撮影・開出牧)
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 俳優の松坂桃李(29)が12日、都内で行われた主演映画「娼年」(石田衣良原作、4月6日TOHOシネマズ新宿ほか全国ロードショー)の完成披露試写会に出席した。松坂は会員制ボーイズクラブで“娼夫”として働くリョウを演じ、女優陣と体当たりの濡れ場を演じた。その内容から18歳未満が入場できない「R18+指定」を受けているため、「今日をきっかけに、この『娼年』という作品がどれだけ広まるかかかっております」と数少ないPRの場で熱く語った。

 イベントの司会者からも観衆に、メディアでの広告展開があまりできない事情が伝えられた。口コミやSNSなどで“バズられる”ことが頼みの綱となるため、松坂は冒頭の挨拶から「皆さんの力を借りたいなと思っておりますので、最後まで楽しんでください」と呼びかけた。

 松坂が演じるリョウは、女性に買われて関係を持つ娼夫。作品の中では大ベテランの江波杏子(75)との濃密なシーンもある。挨拶の最中に江波から「老女だから、老女そのものでやらせてもらいました。ごめんなさいね。松坂さん」と語りかけられ「とんでもない」と思わず恐縮していた。ただ、江波が「看板を下ろそうかなと思う気持ちをふーっと溶かしていただき、希望に満ち満ちました」と振り返るほど、熱量を持って作品と向き合った。

 16年の舞台版から引き続いて出演した松坂は「僕が今まで携わってきた作品の中でこれほど入り口と出口が違う作品もなかなかなかったなと思います。何より、ものすごく余韻を楽しめる作品だと思います。皆さん、見終わった時に、最初は面食らうかもしれないんですけど、劇場を出る時は軽やかな会話を繰り広げられるんじゃないかと思っています。それだけ自信のある作品です」と胸を張った。そして、最後に「なので皆さん、宣伝の方よろしくお願いします」とあらためて念押ししていた。

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