吉永小百合、映画初日迎え「受験生の母親のよう。昨夜は眠れませんでした」

桜の枝を手に笑顔を見せる吉永小百合(左・右は堺雅人)=東京都中央区の丸の内TOEI(撮影・出月俊成)
主演映画の初日舞台あいさつをした吉永小百合=東京都中央区の丸の内TOEI(撮影・出月俊成)
笑顔であいさつする吉永小百合(左は篠原涼子、右は堺雅人)=東京都中央区の丸の内TOEI(撮影・出月俊成)
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 女優・吉永小百合(72)が10日、都内で行われた主演映画「北の桜守」の初日舞台あいさつに登壇した。樺太で戦渦に巻き込まれ、必死で引き揚げてきた主人公・てつを演じた吉永は藍色の着物で登場。「映画とは」と聞かれ、「子供ですね、やはり」と回答。「きょうは受験生の母親のよう、皆さんがどう受け止めて下さるか心配で、昨夜は眠れませんでした」と明かした。

 吉永にとって、出演120作目となる節目の映画。北は稚内から南は大分まで、総移動距離約8900キロのキャンペーン行脚をこなした吉永は「最初(1月16日)の広島では佐藤(浩市)さんとお話ししたんですけど、その後はゆっくりできなくて。(2月23日の)札幌に行ったら、(息子役の)堺(雅人)さんとお食事できると思っていたら、インフルエンザになって…。堺さんに私の分もしゃべっていただいたので申し訳ない」と1カ所だけだった“痛恨”の欠席を悔やんでいた。

 また、最後に吉永は「11日で東日本大震災から7年の年月が経ちます。犠牲になった方たちや、今なお苦しんでいる方たちがいらっしゃる。このような中、作品を作って、皆さんと一緒に初日を迎えられることを本当に感謝しています」とあいさつした。

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