吉本のビジュアル最恐兵器が「NHK漫才」優勝 全国進出へパンドラの箱開く

 若手お笑い芸人の登竜門レース「第48回NHK上方漫才コンテスト」の決勝戦が2日、大阪市内で行われ、結成8年目のコンビ「アインシュタイン」が優勝した。

 河井ゆずる(37)と稲田直樹(33)のコンビ。稲田はかつて「よしもとブサイクランキング」で過去最高2位にのぼりつめたが、知名度を得れば、殿堂入りしたNON STYLE・井上裕介(38)を軽く超えると言われてきた吉本興業のビジュアル兵器。優勝に歓喜し、「賞金でまつエクもやりたい」と言い出し、司会の千原ジュニアから「それはリストカットに近い。自分を大事にしろ」と突っ込まれていた。

 過去優勝者は、このレースを契機に全国進出を果たしており、稲田は「F1マシンと同じで、ランクが上がれば、僕も顔の性能、スペックをあげていかないといけません。顔にお金をかけることはいとわない。増毛、金髪、まつエク、自分に素直に生きていきます」とノリノリ。全国区でのビジュアル的な宿敵を聞かれると「もう日本にはいません。世界を目指します」とニヤリとしていた。

 相方の河井は「レースでは何度も悔しい思いをしてきたので、勝ててよかったです」と喜ぶも、優勝会見でも、相方のビジュアル面でのボケに対する突っ込みに追われていた。

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