滝クリいとこ俳優「脊髄損傷した人間の現実知って」 昨年ドラマで負傷

 昨年9月にドラマの撮影中に自転車で転倒し、脊髄損傷の重症を負った俳優の滝川英治が25日、ブログを更新し、「脊髄損傷した人間の現実を知ってもらいたい」と現状を訴えた。滝川はフリーアナウンサー・滝川クリステルのいとこ。

 滝川は「素直な今の気持ちを書きます」と切り出し「俺は今まで、自分の現在の状態を不明瞭にしてきました」と、細かい部分などは敢えて伝えてこなかったことを認めた。

 その上で「病や怪我、そして様々な逆境や困難でツラい苦しい思いをしている人たちと一緒に戦おうと言ってきました」「それならば一層俺の今を知ってもらうべきだと。俺の辛く苦しい状況、思いまでも知ってもらいたい。綺麗事じゃなく脊髄損傷した人間の現実を…」と、ともに怪我などで苦しむ人たちのためにも、現状を明かしていくとつづった。

 「正直厳しい状況には変わりありません」と、昨年9月の怪我から5カ月が経過した今も、劇的な改善はみられていないと説明。「事故後は正直、死を覚悟した時もありました。自分の遺影の幻影を見たり、闇に連れて行かれそうな体験もしました」と、怪我直後に陥った悲観的な思いも明かした。

 だが事故後2日目に目覚め「俺は…今…生きてる?」と気づき「生かされた命」と実感。「泣き続けても前には進めない」「何とかなるさ!何とかしてやろうぜ!底力みせたろうぜ!」と、今は前を向く気持ちに切り替えていることをつづっていた。

 滝川は昨年9月15日にBSスカパー!の「弱虫ペダル シーズン2」の撮影で、自転車で縁石に衝突して転倒し、大けがを負った。

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