左とん平さん、心不全のため80歳で死去「普通の、いつも通りの顔をしていた」
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俳優の左とん平さんが死去したことが25日、分かった。80歳だった。東京都出身。親族によると、24日午後、心不全のため都内の病院で死去したという。
この日午前10時半頃、都内の自宅からは左さんの遺体を乗せた車が車庫から出発。親族によると、左さんの妻の意向で昨夜、左さんは死去した病院から無言の帰宅。慣れ親しんだ自宅で一晩を過ごし、再び病院に向かったという。車両は左さんがCM出演する「さがみ典礼」を手がけるアルファグループ「アルファクラブ武蔵野」の名前が入っていた。
左さんは昨年6月に急性心筋梗塞で救急搬送。緊急手術を受け、闘病生活を送っていた。親族は、「半年から1年近く戻っていなかったので(奥さんが)戻してあげたかったと。元気に戻ってくれればよかったのですが…。普通の、いつも通りの顔をしていた」と話した。今年1月に対面したときは、「会ったときは寝たきりで、リハビリを始めると聞いていた。急だった。優しい人だった。悲しい」と肩を落とした。
左さんは1970年代に「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」に出演して注目を集めた。時代劇の名脇役としても、活躍した。