70年代アイドルが月給10万、1・5畳警備員生活を告白「なかなか気に入ってる」

 1970年代に「ポーリュシカ・ポーレ」が大ヒットしたアイドル・仲雅美が25日、テレビ朝日系「徹子の部屋」に出演。現在は警備員として月給10万円、警備員会社の寮で1・5畳の部屋で暮らしている現状を赤裸々に告白した。

 70年代に甘いルックスでアイドルとして人気を博した仲は、現在67歳。当時を彷彿とさせる真っ赤な衣装で登場した。71年に木下恵介監督のドラマ「冬の雲」に出演、主題歌の「ポーリュシカ・ポーレ」は36万枚を超える大ヒットとなった。同年のブロマイド売り上げは4位、アイドル人気投票では沢田研二、錦野旦に続く3位となったこともあると黒柳が紹介され照れ笑いを浮かべた。

 そんな仲だが、27歳で結婚した直後に、外国映画の版権を買い、日本バージョンにしたソフトを販売する会社を興したが、ハードがテープからディスクに変わるなど急激に変化したことから事業が追いつかず、経営が傾くように。マンションも工場も手放し、多額の借金を抱えたことからアルコールにおぼれる生活となった。黒柳から「歩道橋から転げ落ちたって…」と聞かれ、「それで病院に担ぎ込まれた。肝不全、腎不全。あと2日の命と言われた」と重度のアルコール中毒だったことも明かした。

 結局命は助かったものの離婚。59歳で警備員アルバイトを行うことになった。現在も続けており、月給は10万円。警備会社の1・5畳の部屋に住み込んでいる。仲は現在の警備の仕事も「なかなか気に入っている」と笑顔。警備をしている最中に、昔のファンが仲を見つけ、芸能事務所に売り込んだことから、再び芸能活動も再開したことも明かしていた。

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