月組・愛希れいかが退団会見 6年7カ月の娘役トップに「濃い時間だった」

 宝塚歌劇団の月組トップ娘役の愛希(まなき)れいかが16日、兵庫・宝塚歌劇団事務所で退団会見した。11月18日の東京宝塚劇場公演「エリザベート-愛と死の輪舞-」の千秋楽で退団する愛希は、6年7カ月に渡り、トップ娘役を務め上げた。これは平成に入ってから2番目のトップ就任歴。「長いですよね。あっという間のような気もするけど、いろんな経験をさせていただき、思い出がつもった濃い時間でした」と笑顔で振り返った。

 前月組トップ龍真咲と組んだ『1789』(15年)で退団を意識。だが小川友次理事長ら歌劇団側から、新トップの珠城りょうを支えてくれるよう要望を受け、最終的に歌劇団と相談し、『エリザベート』での退団が決まった。「龍さんは恩師のような方。珠城さんは姉のような方で、コンビを組めてうれしかった」と2人のトップに感謝した。

 2009年の初舞台は男役で踏み、11年5月に娘役に転向した。「入団したときは“男役10年”という言葉もあり、10年はタカラヅカにいるから!と母に宣言したんです」と振り返る。途中から娘役となったが、その宣言通り、在団10年目での退団となった。

 得意のダンスをはじめ、歌、芝居と三拍子そろった娘役。『グランドホテル』(17年)で特別監修を務めた世界的な演出家のトミー・チューン氏からは「言葉の問題が解決すればブロードウエイでやれる」と賛辞されたほど。それを「とんでもない!日本語だけしか話せないし…でも夢は大きく世界を目指します!」と茶目っ気たっぷりの笑顔を見せた。

 歌劇団側も「タカラヅカを代表する娘役。貢献度が高く、スペシャルな舞台を用意したい」と、娘役としては異例のバウホール主演公演『愛聖女(サントダムール)』(7月1日~7日)も決定。「驚きましたが、うれしい。挑戦したい」とこぼれるような笑顔を見せていた。

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