平松愛理“仲間”思い、震災復興ライブ 阪神・淡路大震災17日で23年

 神戸市出身の歌手・平松愛理(53)が13日、阪神・淡路大震災から23年となるのを前に同市のジーベックホールで震災復興ライブ「1・17 KOBE MEETING2018」を開催した。

 震災後からはじめた同ライブは今年で23回目。今年はテーマに「仲間」を掲げ、「風化が進んでいる。誰かが伝えていかないといけないし、忘れられては困る人がいる。『私たちは覚えているよ』と声に出したい」と訴えた。

 ステージでは、震災後に発表した「美し都~がんばろやWe love KOBE~」「部屋とYシャツと私」などを披露。曲に合わせて「東北、がんばろうや」と東日本大震災の被災地にもエールを送った。ライブの収益金は震災遺児への支援などに充てられる。

 また、昨年亡くなったという中学・高校時代の恩師に向けて、涙ながらに追悼歌唱も行った。「先生の授業が私が取り組んでいるライブにつながる何かをくれたのかなと思っています。人と人とが支え合うことがどれだけ大切かを教えてくれた」と悼み、会場にも温かい拍手が広がっていた。

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