ボクシングのＷＢＡ世界ミドル級王者の村田諒太（３１）が、このほど都内で、フジテレビ系特番「新春大売り出し！さんまのまんま」（来年１月２日、後３・４５）の収録に参加した。

　司会の明石家さんま（６２）らは五輪金メダルと、日本人２人目のミドル級王座奪取の快挙を「奇跡や」と賞賛。これに村田は「「ちょっと悪さしていた自分が、金メダルを獲得したり、世界チャンピオンになったりと、冠が変わっただけで過大評価されるのは、大した人間でないのでサブいというか…」と謙虚に話すと、さんまは「えらいわ～！俺も一からやり直すわ」と感心した。

　王座獲得時の涙の理由を聞かれると「コーヒーおいしいですね」とはぐらかして笑わせつつ、「試合の段取りをつけるのに周りの人たちにも苦労をかけたので、ホッと泣きですね」と語った。

　さんまとは、同じ奈良県出身で、同郷トーク。村田が「真相を確かめたい」と、自身の親戚の名前を出すと、さんまの小学校時代の担任の先生だったことが分かり、さんまが、その先生になぜか名門中学を受験させられた思い出も明かした。村田は「（親戚が）さんまさんの担任だったとかなり自慢していたので、事実で良かった！」と喜んでいた。

　収録後には、お笑い芸人らと共演機会を緊張しながらも楽しめたと話したが、各所で偉業を称えられることには「こうしてほめられるのはメディアの前に出る一瞬だけなので、その一瞬というものにあまり慣れてしまうと、あとで闇がきますから。だからあんまりそういう言葉をうのみにしないように、こういう状況に慣れないように心がけています」と語った。

　番組には、ほかに今田耕司、田中将大、福原愛、松坂桃李、沢尻エリカ、博多華丸・大吉、タカアンドトシ、銀シャリが出演する。