海老蔵 麻央さんの死から半年「家族の者は癒えていない」

 歌舞伎俳優の市川海老蔵(40)が19日、妻の麻央さんが亡くなってから半年たった今の心境を語った。東京・歌舞伎座で行われた「初春歌舞伎公演」(来年1月3日から26日、新橋演舞場)の取材会で「家族の者はそんなに癒えていないんですよね」と静かに語った。お別れの会も命日の6月22日を目安に行う考えがあると語った。

 麻央さんを失ってから約半年がたったが、海老蔵は「私も、自分の家族でなかったら半年もたつと『もう、半年になるんだねえ』となりがちですが、家族としてみると半年しかたってなく…」と率直な胸の内を明かした。ブログなどでも伝えているとおり、見た目には普段通りの生活をしていても「夢の中では麻央が出たり、話しかけてきたり、いろんなことがございます。皆さんの思っている以上に、家族の者はそんなに癒えていないんですよね」とも語った。

 麻央さんのお別れの会については「予定ですね」と、考えていると明かした。具体的には何も進めていないというが、「日にちは6月22日に旅立ちましたけど、そのあたりを目指して頑張れればなと思っています」と語った。

 歌舞伎俳優として、地方公演に出ても、可能な限り子供たちのために東京に戻る生活を続けた。「3日にいっぺんは東京に帰っていました。行程上は山形から仙台というのでも、私は山形から東京戻って仙台とか。なるべく(家族から)離れないように」と父親として努めてきた。「今後、地方での公演はしばらく減らしていこうということですね。家庭的な事情で申し訳ないですが、しょうがない。成田屋のことを一生懸命やったって、(長女の)麗禾にしたって、せがれ(勧玄くん)も成田屋の未来なので、そこを手抜きしてはいけないと」と、今後も子供たちを守り抜くと誓った。

 今回の舞台では麗禾ちゃんと共演する。稽古として時間を区切るのではなく、日常の中で台詞を海老蔵がつぶやいて覚えさせるという工夫をしているといい、「楽しいんじゃないですか。うちの子たちは出たがりさんみたいなので、勧玄にしても、麗禾にしても。楽しんでいるようです」と父の顔で語った。

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