満島真之介 祖父が米軍人だった 父は沖縄返還前に差別受けたことも

 俳優の満島真之介(28)が16日、都内で行われた映画「花筐/HANAGATAMI」の公開初日舞台あいさつに登壇し、祖父が米国の軍人だったことを明かした。

 映画は41年の佐賀・唐津市を舞台に戦争の空気を感じながら、青春の炎を燃やす若者たちを描いた作品。実際に戦地となった沖縄出身の満島は、メガホンを取った大林宣彦監督(79)に「一生となりで見ていたい、同志に出会えた気持ちです」と思い入れがあることを明かした。

 さらに自身の複雑なルーツについても「祖父がアメリカの軍人だったことが最近になって分かりました」と告白した。満島の父は外国人風のルックスだったため、沖縄の返還前に、差別を受けたこともあったが、あくまで前向きに生きていたという。「なぜ明るく生きていられるのか本当に墓場まで持って行った人だった…」と父への敬意を示しながら、戦争への警鐘を鳴らす作品に出演したことを誇っていた。

 この日はほかに窪塚俊介、矢作穂花、山崎紘菜、門脇麦、常盤貴子、村田雄浩、原雄次郎が登壇した。

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