やく氏、来年の流行語大賞は貴乃花親方に期待「どぎつい言葉言えば面白い」

「これをもらったから大賞にしたわけじゃないです!」と強調しながら忖度まんじゅうを手にするやくみつる氏=東京・帝国ホテル
選考した感想を語るやくみつる=帝国ホテル(撮影・園田高夫)
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 今年話題になった言葉に贈られる「ユーキャン新語・流行語大賞」が1日、発表され、年間大賞には「インスタ映え」と「忖度」が選ばれた。トップテンにはブルゾンちえみの「35億」、将棋棋士で現在はタレントとしても活躍する加藤一二三の「ひふみん」などが選ばれたが、ともに都内で行われた表彰式を欠席。選考委員のやくみつる氏は「負の言葉が多い」ことを著名人に来てもらえなかった理由に挙げた。

 実は選考委員は言葉は選考するが、表彰式に呼ぶ「受賞者」は選ばない。事務局などが、それに見合った人物や団体を探している。人気者のブルゾンちえみは多忙が理由と見られ、やく氏もがっかり。お笑い関係の受賞者から、毎年、短冊にフレーズを書いてもらい収集しているといい、「(選考委員を)担当するようになってからためているんですよ。なので、ああ、欲しかったなと思いましたね。今年は手ブラで帰ることになりました」とため息をついた。

 来年へ向けては、相撲関係から貴乃花親方(元横綱)の動向に注目しているという。「理事長選でひと荒れするわけですよね。キャッチーな言葉が出ればしぶとく年の瀬まで持っていくかもしれないですけどね。語らない人なのでね。語らない人がどぎつくキャッチーなことを言えばそれは面白いですよね」と元横綱日馬富士による暴行騒動では寡黙な親方から発せられる言葉に目を向けていた。

 魔の2回生は「選挙を当選し3回生に進級した人なら」(やく氏)と想定したが、それらも直接的な受賞者の来場はかなわなかった(魔の2回生は、いち早くこの言葉を用いたとして産経新聞の整理部記者が受賞した)。「○○ファースト」は「どうせだったら小池さんよりは本家の方がいいなと思っていました。アメリカファースト。ビデオメッセージで。そっちがほしいなあと」と願ったがそれも夢物語。「忖度」にいたっては「忖度まんじゅう」を企画販売した会社の代表取締役が来場した。

 その忖度まんじゅうを手土産にもらったというやく氏は「これをもらったから大賞にしたわけじゃありませんよ!」と選考に忖度がなかったことを強調しつつ「景気の良い言葉をください」と切望した。来年はスポーツ大会がありますから。平昌五輪もあればW杯もあるわけですから。そこで何かほしいなと。本田出られるんですかね。出られないなら出られないで捨てぜりふの一つでも。本当、スポーツの景気の良い話がほしいですよ」と期待した。

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