ユーミン 超太っ腹!400万円座長弁当 京都の高級料亭とタッグ!

 熱唱する松任谷由実=東京・帝国劇場
ユーミンがプロデュースしたオリジナル懐石弁当
歌う松任谷由実(手前)と演技をする宮澤佐江=東京・帝国劇場
3枚

 シンガー・ソングライター、松任谷由実(63)が歌とストーリーテラーを務める舞台「ユーミン×帝劇 朝陽の中で微笑んで」が27日、東京・帝国劇場で開幕した。松任谷は初日に合わせ、キャスト、スタッフのために自腹で特製の座長弁当を200個用意。京都の高級料亭「下鴨茶寮」とタッグを組み、この日、車で東京へ“配達”された弁当は、推定で総額約400万円とみられる。公演内容に自信があるからこそ、少しでも話題になればと企画された。

 太っ腹座長の究極の弁当とともに舞台が幕を開けた。

 開演を4時間後に控えた午後3時過ぎ。帝国劇場に大量の箱が次々と運び込まれた。京都から8時間かけて車で届けられた、推定1個2万円の弁当が200個。ユーミンが1856年創業の老舗「下鴨茶寮」とタッグを組み、2カ月前から何度も試食を重ねて完成させた逸品だ。

 ご飯とマツタケ入りのお吸い物は温かさにこだわり、東京支店と協力。総料理長の本山直隆氏(35)が「京都の料亭の味をそのまま閉じ込めました」と説明するように、高級懐石を再現した。

 公演タイトルにちなみ、黄身づけやにんじんなどで太陽を表現。白木のふた裏には2オクターブ分の鍵盤を描き、有名店「聖護院八ッ橋」に特注した生八ッ橋はピアノ型にした。関係者が「前代未聞です」と驚くスケール感は、すべてユーミンの発案で「公演が終わっても、記念に残るように」との思いが込められているという。

 それだけ本作への熱量は強い。「ユーミン×帝劇」は今回が3回目。前回も懐石弁当を用意し、話題となった。再度の大盤振る舞いについてユーミンは「作品に自信があるので、少しでも興味を持ってもらえるように。心意気でね」とニヤリ。キャスト、スタッフの士気を上げ、1人でも多くのファンに足を運んでもらうための“おもてなし”だった。

 ユーミンの14曲の歌声と俳優たちの演技が重なり「過去2作はハンカチ、タオルが必要だったけど、今回はバスタオル」と手応え十分。12月20日の千秋楽まで長丁場となるが、「土佐犬になります。がーっと行きたい」と燃えていた。

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