藤真利子、涙「私がママを殺しちゃった気がする…」11年間の実母介護に悔い

 女優の藤真利子が22日、フジテレビ系「ノンストップ!」のインタビューに応じ、11年の介護の末、昨年11月に亡くなった母・静枝さんに対し「私がママを殺しちゃったような気がする」と涙を流してその死を悔やんだ。

 藤の母の静枝さんは05年6月に自宅で倒れ、脳梗塞と診断。右半身が麻痺し、言葉も不自由になった。藤は「歩けるんじゃないかって望みがあって、リハビリ病院にも入れたが、そこまでいかなくて…。病院の先生から逆に『お母さんが可哀想』と言われて」とリハビリを断念。

 要介護5を診断され、受け入れる病院もなかったことから自宅介護を決断したが、「家に連れて帰って車椅子押してウッドデッキに連れて行ったら、もの凄い声を出して怖がっていた」と病院を離れる恐怖心から、大声で騒ぐこともあったという。そこから藤の介護生活がスタート。朝6時からオムツをチェック、布団の交換、食事の支度など分刻みで日々が過ぎる。

 仕事についても、「やりたい、やりたくないじゃなく、ヘルパーさんが居るか居ないかだけ」と完全にヘルパーの日程に合わせなければならず、「ドラマ撮影などもご迷惑をかけた」ことから、仕事をセーブするようになり、介護期間中はほぼ表に出ることはなくなった。

 そして静枝さんは昨年11月に死去。藤は「最後の1年で転がり落ちるように亡くなっていきました。本当にそれだけが悔やまれてならない」と涙。言葉が不自由な母に代わって治療法など、すべて藤が決断してきたが「自分が決めたことで間違ってたことがあると思うんですよ。それでママを死なせちゃった、私はママを殺しちゃったような気がするんですね。殺したんですよ」と後悔の言葉が口を突く。

 11年に及ぶ介護についても「辛かった事は一つも無い」と言い切り、「亡くなったことが一番辛くて今介護している人がうらやましい」と振り返っていた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス