マッチ 森繁久彌さん役を熱演、名曲「知床旅情」も披露 昼ドラ「トットちゃん!」

初回「徹子の部屋」にゲスト出演した森繁久彌さん(左)と司会の黒柳徹子
 初回「徹子の部屋」で「知床旅情」を歌う森繁久彌さん(左)と司会の黒柳徹子
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 歌手の近藤真彦(53)が、親交の深い女優・黒柳徹子(84)の半生を描いたテレビ朝日系昼ドラマ「トットちゃん!」(月~金曜、後12・30)に昭和の名優・森繁久彌さん役で出演することが9日、分かった。1976年に放送された同局系「徹子の部屋」(月~金曜、正午)第1回ゲストとして楽曲「知床旅情」を歌い上げたシーンなど、40~60代の森繁さんを熱演。6年ぶりのドラマ出演となった近藤は24日放送の第40話から登場する。

 マッチの演技で国民的俳優と初回「徹子の部屋」がよみがえる。

 黒柳がNHK専属女優時代から親交があった森繁さん役は、トップアイドルとして活躍し、「徹子-」1万回ゲストの近藤に託された。「徹子との信頼関係」「スターの貫録」「男が男に憧れるような茶目っ気」を兼ね備えていたことから、白羽の矢が立った。

 「断る材料は一つもなかった」と快諾。黒柳から「あなたに任せたわ」と背中を押され、9月14~30日の撮影で40~60代の名優を熱演。初回「徹子-」の再現にも挑んだ。

 大きな眼鏡に口ひげ姿の“森繁マッチ”は黒柳役の清野菜名(23)と「家政婦さん?」「私、黒柳徹子です」「まあ、お座り下さい」とゲストながら仕切るオープニングを復活させる。マイクを手に故人の曲「知床旅情」も歌い、「きちんと森繁久彌として歌うことができた」と語った。

 故人とはTBS系「おやじのヒゲ13」(92年)で共演。家に招かれ食事もした。自身の結婚式に招待すると「俺が行くからな大丈夫だ。お前ら幸せになる」と言葉をもらった。

 「ワガママなおじいちゃんで、とぼけ方のスペシャリスト」という印象が強かった森繁さん役に向けて初回映像、映画「サラリーマン忠臣蔵」など何度も見直すと、「家とかどこにいても森繁節になっていた」。豪快な役は今でも抜けず「非常にプレッシャーはあったけど、楽しい役でした」と感無量だった。

 11年のTBS系「3年B組金八先生ファイナル」以来6年ぶりのドラマも、「撮影現場はすごく良かった」と手応え。「大河ドラマ主演のオファーがあったらやってやる! 嘘よ、嘘だよ」。森繁さんのような茶目っ気たっぷりな口調で今後の芝居に意欲を見せた。

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