流行語大賞、今年は「低調」 昨年は「PPAP」「アモーレ」など豊作も…
現代用語の基礎知識選「ユーキャン新語・流行語大賞」事務局は9日、「2017ユーキャン新語・流行語大賞」ノミネート語30を選出した。この中から12月1日に年間大賞とトップテンが発表される。
今年のノミネートは豊田真由子議員の「ちーがーうーだーろー!」や、加計学園問題などで使われた「忖度」、不倫など不祥事が続き話題となった「魔の2回生」などが上がったが、事務局は「言葉そのものに、勢いがなく低調な年と言えるのではないか。息の長い流行語も少なく、事象をそのまま直接的にとらえる言葉も多かった」と「低調」という言葉を使って表現。
また「例年と比較すると、嗜虐性、負の言葉が多い年だったとも言える」とも評した。
その中でも日本人として初めて100メートルで10秒の壁を破った桐生祥秀や、29連勝で話題をさらった中学生の藤井聡太四段について「希望を与えてくれる事象であった」と若者の活躍を挙げていた。
昨年は「PPAP」「君の名は。」「ゲス不倫」「文春砲」「SMAP解散」「アモーレ」など、豊作だったことに比べると、今年はやや低調と言えるのかも知れない。
