藤竜也が初体験、映画撮影で鹿1体まるごと解体

トークイベントを行った河瀬直美監督(左)と藤竜也=東京・六本木ヒルズ
トークイベントを行った河瀬直美監督(左)と藤竜也=東京・六本木ヒルズ
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 俳優の藤竜也(76)が28日、東京・六本木で開催中の「第30回東京国際映画祭」(11月3日まで、TOHOシネマズ六本木ヒルズなど)で行われた主演映画「東の狼」(2018年2月3日公開)のトークイベントに出席し、撮影で鹿を1体丸ごと解体したことを明かした。

 猟師を演じた藤は、撮影が行われた奈良・東吉野村に住み込んで役になり切った。撃った鹿を解体するシーンも本物を使用したが「カットがいつかかるのかなって思ってたんだけど、いつまでたってもかからないんだよ」とポツリ。事前に本物の猟師が鹿をさばくのを見学しており、手順は一応頭に入っていたものの、丸ごと1頭は予想外だったようだ。「魚はさばけますが、鹿はね…」と苦笑い。同席した河瀬直美監督(48)も「本当に貴重な機会でした」と笑顔だった。

 現地では植物の苗が鹿に食い荒らされるなどの被害も出ているという。藤は「夜になると、あちこちで鹿がウロウロしてるんです。借りていた民家にもしょっちゅう来てました」と現実に驚いていた。

 同作は「なら国際映画祭」のプロジェクトの1つで、河瀬監督がエグゼクティブ・プロデューサーを務め、キューバ人のカルロス・M・キンテラ監督がメガホンを取った。100年前にオオカミが生息していた東吉野村で、オオカミが生きていると信じる猟師アキラ(藤)の生きざまや苦悩が描かれている。

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