ひふみんが仰天の“現役復帰”宣言で菅井王位との初対決を熱望
元プロ棋士の加藤一二三(77)が16日、都内の将棋会館で「将棋日本シリーズ テーブルマークこども大会」の東京大会(11月19日・幕張メッセ)の発表会にゲストとして登場し、仰天の“現役復帰”をぶち上げた。
加藤は全国の小学生以下の棋士から集められた質問に答える中で、「今、戦いたい相手は?」という問いに対して、「王位のタイトルを獲得した菅井さん」と菅井竜也王位(25)に挑戦状。「他の棋士とは戦っていますが、まだ指したことがない菅井さんで~す!」と、まさかの復帰&頂上決戦を熱望した。
今年6月に引退したはずの加藤だが、そんな事実も全く意に介さない天真爛漫(らんまん)な“ひふみん”の勝負師としての姿勢とサービス精神に、笑いと感嘆の声が漏れた。
また、同大会で初登場する「双腕型 将棋代指しロボット一二(いちに)さん」が自身にちなんで命名されたことに「レベルの高い対局をします」と“実力”を認めつつ、コンピューター将棋に関して「私は古典派の人間で、自分の頭だけで大成功した棋士なんです。参考程度に使うのはいいですけど、それに頼っていてはいけません」と持論を述べた。
さらに「対局中で食べるオヤツで一番好きなものは」と問われた加藤は「カマンベールチーズです」と即答。ところが目の前に出されたのはチーズではなく、鶏肉のからあげだったが、「食べやすくておいしい」と素直に舌鼓を打っていた。