ＮＨＫの上田良一会長が５日、東京・渋谷区内の同局で行われた定例の会長会見に出席した。１０月２日にスタートした朝ドラ「わろてんか」の主題歌、松たか子が歌う「明日はどこから」について、「毎回、毎回、非常にいい音楽を提供していただいて、私もうれしく思っております」と感謝した。

　前作「ひよっこ」の主題歌、桑田佳祐による「若い広場」については、５月の定例会見で、その質、出来栄えを高く評価しながら、「歌詞は読み取りにくくて聴き取りにくく、なかなか難しい」と、桑田独特の歌詞の世界観が難解だったと感想をもらす一幕もあった。

　朝ドラは、一般視聴者と同じタイミングだと話す会長は、「今日はまだ４日目ですけど、この４日間、現場からの報告でも視聴者から好評を博していると報告を受けております」と語った。「『わろてんか』のタイトルにありますように、朝から笑顔になれるような作品になればなと期待いたしております」と望んだ。

　最近の朝ドラの主題歌について、「朝ドラというのは、テーマの音楽とセットになっているところがあって、ここのところ毎回毎回非常にいい音楽を提供していただいて、私もうれしく思っております。４日間ですけど、歌の面も含めて愛していただける展開になればと期待しております」と本編ともども人気となることを願っていた。