鈴木亮平 異例、大河撮影と並行して舞台「前に決まっていた」
俳優の鈴木亮平(34)が4日、東京・新国立劇場で、5日から同所で上演される主演舞台「トロイ戦争は起こらない」(22日まで)の取材会を行った。
来年のNHK大河ドラマ「西郷どん」で主演を務める鈴木は、大河の撮影と並行しての舞台を「大河より前に決まっていたので、基本的にこの期間は撮影は入れないようにしている」と説明。完全オフとはいかなかったが、「言葉もまったく違うので、切り替えはしやすい」と話した。
大河主演俳優が、撮影期間中に別の仕事を入れるのは異例。「西郷どん」に関しては一部で、堤真一が当初主役に決まっていたと報じられている。
古代ギリシャのトロイ戦争が起こる直前を舞台に、トロイの英雄を演じる鈴木。「(西郷とは)国を背負って立つ人間という共通点もある。違う英雄を演じることで、大河の現場に戻った時に、より成長した姿を見せられる楽しみがある」と相乗効果を口にした。
作品について鈴木は、作者のフランス人戯曲家、ジャン・ジロドゥ氏の「人間とは」「男とは」という感覚がふんだんに盛り込まれていると解説。鈴木は自らの「男とは」論について「誤解を恐れずに言うなら、肉体的なこと以外では、女性に劣る存在だと思いますね。やっぱり冷静だったりとか、しっかりしてるのは女性じゃないですか」とし、「僕は基本的にそう思って生きてますので、女性からの意見は、90%は相手が正しいと思っています」と語った。