香川照之が明かした「鬼が来た」と「半沢直樹」の舞台裏

 俳優の香川照之(51)が19日、都内で行われた「キリン のどごしZERO」の新CM発表会に登場し、自身が出演した2000年製作の中国映画「鬼が来た」誕生のエピソードを明かした。

 「鬼が来た」の撮影は中国で5カ月間に及び、言葉が通じない苦労を痛感。中国語で何かの言葉を覚えようと模索したという。

 そこで大のビール好きである香川が覚えたのは、あいさつなどではなく、冷たいビールを意味する中国語「リャンダピージョン」(香川)という言葉だった。そのセリフを覚え、ホテルなどでも使って周囲とのコミュニケーションを図ったという。その効果もあり、映画の撮影は順調に進んだ。なお、同作は00年のカンヌ国際映画祭で審査員特別グランプリに輝いている。

 そんな思い出を自身がキャラクターを務めるビール商品の会見で披露した香川。商品名にかけ「ゼロには何を掛けてもゼロになるんです」と、13年に大ヒットしたTBS系ドラマ「半沢直樹」での「ゼロを倍にしても100倍にしても答えはゼロです」という名言を引用してPRした。

 ちなみに、このセリフは数字を覚えたてだった息子との会話の中で誕生したという。ビールといい、数字といい、日常生活から生まれた言葉が、仕事である映画やドラマで生かされるという“全身役者”ぶりを実証した。

 香川は会見の最後に「うまいゼロに乾杯!」と笑顔で缶を掲げ、恍惚(こうこつ)の表情を見せていた。

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