１０月２日スタートのＮＨＫ連続テレビ小説「わろてんか」のヒロイン・葵わかな（１９）が１５日、ＮＨＫ大阪放送局で行われたヒロインバトンタッチセレモニーで天然ぶりを発揮した。

　吉本興業創業者の吉本せいさんをモデルに、明治から昭和を舞台に奮闘するヒロイン「藤岡てん」を演じる葵。セレモニーの会場となったスタジオ内の寄席のセットに和服姿で登場し、現在、放送中の「ひよっこ」のヒロイン・有村架純（２４）からバトンを引き継いだ。

　「ひよっこ」を楽屋で見てから撮影に臨んでいるという葵は、恒例のプレゼント交換で、「ひよっこ」ゆかりの品であるトランジスタラジオとポークカツサンドを贈られると「お話の中で、頑張ってラジオを作られてたじゃないですか。間違ったらビーッって鳴って」と“ひよっこ通”な顔を見せ、「そうやって、みね子さんたちが頑張って作って下さったラジオと思って大事にします」と初々しく話してセット内をほんわかさせた。

　先輩ヒロインの有村に対して聞きたいことはないかと尋ねられると「う～ん」としばしうなり、「撮影、１０カ月終わって、でも楽しかったんですよね？」と素朴な一言。報道陣もドッと沸く中、有村から「もちろん、しんどいと思うときはあったけど、終わったら、あ～楽しかったと私は思いました」と優しい口調で返事があるとホッとしたような顔に。続けて「私も今、楽しいんですけど、いろんな人から大変だって聞くと、ドキドキしちゃって…。でも、終わってもなお楽しかったそうなので良かった。そう思って頑張りたいと思います！」

　天真らんまんな一面に加え、堂々とした話しぶりもあり、大物っぷりを感じたのか、有村からは「１９歳ですよね？すごくしっかりして落ち着いていらっしゃる」と驚かれていた。