阿部寛“エロ侍”に挑戦「気持ちのいい時代劇に」寺島しのぶらと豪華共演も

 俳優・阿部寛(53)が映画「のみとり侍」(2018年公開)に主演することが11日、分かった。藩主の怒りを買って、猫ののみを取る職業=実際には性的な相手をする裏稼業=に就く侍を演じる。初めての“のみとり”の相手になじられたことから、夜のテクニックに磨きを掛けるという異色のストーリー。共演陣も寺島しのぶ(44)、豊川悦司(55)、桂文枝(74)、大竹しのぶ(60)と豪華。阿部は「見た人が、“のみとり”をされたかのように気持ちのいい時代劇になれば」と意気込んでいる。

 熱い中小企業の社長、古代ローマ人などさまざまな役を演じてきた阿部が、今度は“エロ侍”に挑む。

 演じる小林寛之進は越後長岡のエリート藩士だったが、ひょんなことから藩主の怒りを買い、裏稼業であるのみとりになることを命じられる。最初の相手が亡き妻にそっくりな女性・おみね(寺島)だったことに胸をときめかせるが、数分後に「下手くそ!」となじられガックリ。その後、生真面目に床上手を目指してテクニックを磨くというストーリーだ。

 原作は歴史小説家・小松重男さんの短編「蚤とり侍」。のみとりは江戸時代に実際にあったとされる職業で、当然、ぬれ場にも挑む形となるが、阿部は「登場人物たちが人間味豊かで、クスっと笑えて、泣ける脚本だなと思いました。見た人が、“のみとり”をされたかのように気持ちのいい時代劇になればいいなと思っています」と観客に快楽を提供する意気込みだ。

 撮影は8月30日から全編京都ロケで行われている。メガホンを取る鶴橋康夫監督(77)とは10年ぶりのタッグ。「ずっとご一緒したかったので、夢がかなったかのよう」と幸せな現場に臨んでいる。

 のみとり稼業の親分・甚兵衛(風間杜夫=68)の妻・お鈴を演じる大竹、寛之進に夜のテクニックを伝授する清兵衛役の豊川など「後妻業の女」(16年)の鶴橋組メンバーも出演。ほかにも斎藤工(36)、前田敦子(26)らくせのある出演者が「中高年のための、痛快人情喜劇娯楽時代劇」(豊川)を彩っている。

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