橋本元市議を市民オンブズマンが告発「関係者と口裏合わせは悪質」

 市民団体「市民オンブズマン兵庫」は7日、神戸市議を「一身上の都合」として辞職した橋本健氏(37)を詐欺罪、虚偽公文書作成・同行使罪の疑いで告発した。同オンブズマンの森池豊武代表が神戸市役所で会見を行い、発表した。

 同オンブズマンはこの日午後、神戸地検に告発状を提出。橋本氏の他、虚偽の領収書を作成したとされる印刷会社2社の関係者1人ずつを「共犯に該当する」として告発した。

 森池氏は橋本氏らの行為について「神戸市議会における政務活動費の適正な支出を歪め、地方自治法で定められた政務調査費・政務活動費の趣旨を根底から覆すもの」と指摘。「架空発注を否定する記者会見に備えて関係者と口裏合わせを行う行為は悪質」と話した。

 橋本氏の政務活動費の疑惑を巡っては、6日に神戸市会・自民党会派による内部調査に橋本氏が「全て認めます」と認めていたことを同会派が公表していた。橋本氏については、神戸市会や自民党会派も刑事告発する準備を進めている。

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