政務活動費から約７２０万円を支出した政策チラシに架空発注疑惑が浮上した神戸市議の橋本健氏（３７）が２８日、自民党神戸市議団を通じ、辞職を表明した。

　神戸市議会の北川道夫議長（公明）が、２８日の代表者会議で自民から橋本氏の辞意について説明を受けた後に会見。「個人的には辞職は当然と思う。事実関係が分からず、説明責任を果たすよう議長の立場からも求めたい」と厳しく指摘した。百条委員会の設置や、刑事告訴に関しても「今後の本人や自民の議会に対する説明如何にかかってくる」と断じた。

　２９日に橋本氏が提出するとしている辞職願に関し「持参して来るのが当然。そこでどう説明責任を果たすのかも確認したい」と述べたが、最終的に橋本氏は辞職願を郵送することになった。