中尾ミエ 高齢者ミュージカルは平均年齢70代半ば…「ここ自体がデイサービス」

 歌手で女優の中尾ミエ(71)が15日、都内でプロデュースと主演を務める高齢者をテーマにしたミュージカルで明治座8月公演「ザ・デイサービス・ショウ2017」(24~29日)の稽古を公開した。

 メインキャストの平均年齢は70代半ば。高齢者が等身大で演じる作品で、2015年より毎年、全国を巡って公演を行い今年は再々演。中尾は「ここ(公演)自体がデイサービス。みんなが毎日出掛けてきて、楽しんで帰っている」と話し、誰1人欠けることなく公演が続いていることに「みんな元気。パワーアップしている。これが最後でなく、できれば誰かいなくなるまで続けたい」と、来年以降の公演継続にも意欲。共演の正司花江(81)も「来年もやるなら生きてなきゃいけない」と、生きる励みとなっている様子だった。

 作品は、かつてのスター・矢沢マリ子とデイサービスに集まって高齢者がロックバンドを結成する姿を描くコメディー物語。出演者は実際に楽器の生演奏に挑戦。81歳の正司花江もギターを披露する。また、今年は再々演にして初の明治座公演が実現。中尾にとっては、初舞台出演となった思い出の劇場で「感慨深いですね」と熱演を誓っていた。

 また共演者のモト冬樹(66)は、今月3日に父・武東晴一さん(享年100)が死去したばかり。101歳になる3日前の死去だったそうで「大往生ですしね。心の準備はできていました」と語り、気丈に稽古に励んでいた。

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