YURI 20年ぶり復帰 「MAGiCBOYZ」熱烈オファーでコラボ

 EAST END×YURI=1995年撮影
 コラボしたYURI(中央)とMAGiC BOYZの(左から)リュウト、トーマ、マヒロ、ジョー=都内
2枚

 90年代に「EAST END×YURI」名義で「DA.YO.NE」などのミリオンヒットを連発した歌手・YURI(44)が、約20年ぶりに復帰することが13日、分かった。

 平均年齢14・8歳の4人組ヒップホップグループ・MAGiC BOYZからの熱烈オファーを受け、コラボを快諾。同グループのファーストアルバム「第一次成長期~Baby to Boy~コラボしてたの!?盤」(30日発売)に収録される新曲「パーリーしようよ」で華麗なラップを披露している。

 全盛期をリアルタイムで知らぬ若き少年たちが、YURIを20年ぶりに仕事復帰させた。

 MAGiC BOYZは今年3月のDJイベントで「DA.YO.NE」を流し、往年のヒット曲のパワーを実感。ヒップホップ界のレジェンドからラップを学びたいとYURIとのコラボを熱望した。

 ところが、97年を最後に芸能活動から離れていたYURIは、所属事務所もなく、連絡を取るだけで一苦労。関係者をたどりにたどり、6月になってやっとコンタクトに成功した。

 主婦として小学4年生の長女と暮らすYURIは、「オファーをいただいたときも、いろんな人伝えで偶然が偶然を呼んで、すごく運命的。お母さん業を何年もやっていて、音楽をやる気はなかったんですけど、話を聞いて面白そうだなと思って」と快諾。やるとなったら昔の血が騒ぎ、親交のあるRIP SLYMEのPES(40)に自ら作詞作曲を依頼するなど奮闘。年の差コラボを楽しんだ。

 復帰曲「パーリーしようよ」は、歌詞に「だよね…」が加えられるなど、遊び心あふれる作品。7月のレコーディングでは「(腕が)落ちました。こんなにできないんだ、と思った」とブランクに苦笑いだったが、すぐに勘を取り戻してライムを刻んだ。

 MAGiC BOYZのリュウト(15)は「YURIさんの声が僕たちのアルバムに入るだけで光栄なのに、一緒にレコーディングまでできて勉強になりました」と喜び、YURIに尊敬のまなざしを向けていた。

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