三浦大知“記念日”にずぶぬれ熱唱 デビュー20年!紅白出たい
歌手の三浦大知(29)が1日、東京・代々木公園野外ステージでフリーライブを開催し、豪雨の中で2000人を魅了した。
この日は、1997年に小学生ながら「Folder」の一員としてデビュー曲をリリースした“誕生日”。ステージの前では、レインコートと傘の山が揺れていた。「この雨が思い出の雨になるように盛り上がりましょう!!足元どころか全身悪いところ、ありがとうございます!!」。
アーティストとして“成人”を迎えた成長を、新曲「U」(2日発売)など9曲で表現した。ファンとともに三浦自身もずぶぬれ。得意のダンスパフォーマンスに影響が出そうなものだが、ぬれたステージを滑るように移動するなど天候すら演出の一部に変えた。
デビュー時は9歳。当時について「何かしていたと思うんですけど…」と記憶はおぼろげだが、あの日の自分は「いい意味でライバル」という。「昔の自分に負けないようにという気持ちでいます。日々、アップデートして、最新の自分を見せていきたい」と飽くなき向上心が進化を支える。最大の転機に挙げる変声期を乗り越え、05年のソロデビューからは振り付けも手がける本格派となった。
1月に発売したシングル「EXCITE」が自身初のオリコン週間1位に輝くなど飛躍の1年を疾走中。NHK紅白歌合戦への初出場も夢ではない勢いだ。「音楽人生の中で(紅白に)出させてもらえる日が来るなら、もちろん出たい」と自然体で年末の吉報を待つ。