ロックバンド・ＧＬＡＹが３１日、東京・青海南臨時駐車場Ｊ区画で、都内では自身初となるフリーライブを開催。開始の５時間半前に公式ホームページやＳＮＳ、一部ニュースサイトのみで告知された“サプライズ企画”ながら、１万人のファンが集結した。

　ＧＬＡＹにとって７月３１日は、１９９９年に千葉・幕張で国内史上最多の２０万人を動員した伝説のライブ「ＧＬＡＹ　ＥＸＰＯ　’９９　ＳＵＲＶＩＶＡＬ」を開催した日。ファンの間では「ＧＬＡＹの日」として定着している。

　今年の記念日に５人が選んだのは、都内初にして１２年の神戸ワールド記念ホール以来５年ぶり、野外では０９年の横浜・みなとみらいで行って以来、８年ぶりとなるフリーライブ。１２日発売のアルバム「ＳＵＭＭＥＲＤＥＬＩＣＳ」が２４日付けオリコン週間アルバムランキングで１位を獲得した御礼も込めて、大盤振る舞いを決めた。

　ボーカルのＴＥＲＵ（４６）は「９９年の、２０万人ライブをやった日に、こうやって野外でまたできると思いませんでした。みんなありがとう！」と感謝のコメント。ヒット曲「ＨＯＷＥＶＥＲ」など７曲を歌い上げ、ファンを熱狂させた。

　開催の発表は午前１０時ながら、何らかの方法で情報を聞きつけたファンは、午前６時ごろから会場に集まっていたという。最高気温が３３度に達し、ギターのＴＡＫＵＲＯ（４６）が「汗のせいで床が滑る」と笑ったほどの酷暑の中、１万人のファンは一体になり、ＧＬＡＹからの“夏の贈り物”に酔いしれていた。